医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 後発品の信頼回復最優先-自民議連が提言、新たな数値目標は示さず

後発品の信頼回復最優先-自民議連が提言、新たな数値目標は示さず

読了時間:約 1分48秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2021年06月04日 AM10:15

自民党の議員連盟「ジェネリック医薬品の将来を考える会」は2日、今後の後発品に対する取り組みに向け、提言案を取りまとめた。後発品メーカーによる医薬品の自主回収が相次ぐ中、「後発品に対する信頼回復を図ることが最優先の課題」に位置づけた。地域に応じて後発品の使用割合を見える化し、後発品の浸透率で地域差を解消していく方向性は示したものの、後発品の使用割合で新たな数値目標は提言案には盛り込まなかった。会議での意見を踏まえ提言を最終化し、政策に反映させる。

議連会長の上川陽子法相は、同日の会議であいさつし、「後発品の使用促進について議論するタイミングだったが、後発品の信頼性を揺るがしかねないことが起こった」と指摘。「大前提が崩れ、足元が揺らいでいる状況の中で、新たな数値目標の実現に向けた支援をすることができない。不正事案をしっかりと踏まえないと先に進めない。信頼回復に向けた取り組みについてしっかりとした施策を提言することに力を尽くしたい」と述べた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【東海大グループ】日常診療に漢方処方87%‐医師半数「証」考慮せず
  • 【文科省審議会】加計学園は定員割れ改善を-千葉科学大薬の現状指摘
  • 【NPhA調査】「在宅24回以上」が壁に-地域支援加算の施設基準
  • 【厚労省】ドラッグロスの78品目公表-開発困難事情など連絡を
  • 【厚労省】条件付承認「積極検討を」-通知一部改正で活用促す