医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > ヤンセンファーマ、1回接種ワクチン国内申請-新型コロナ、2022年初頭にも供給へ

ヤンセンファーマ、1回接種ワクチン国内申請-新型コロナ、2022年初頭にも供給へ

読了時間:約 1分8秒
2021年05月26日 AM11:45

ジョンソン・エンド・ジョンソン()は24日、ヤンセンファーマが1回接種の新型コロナウイルス感染症ワクチンの国内承認申請を行ったと発表した。海外第III相試験「ENSEMBLE」のデータと国内第I相試験の中間解析結果をもとに申請が行われた。特例承認の適用は求めておらず、通常の承認プロセスを経て、2022年初頭に国内へワクチンを供給できる可能性があるとしている。今後の日本政府との契約や供給についての詳細は非開示。

同ワクチンは、かぜウイルスの一種であるアデノウイルスの血清型26を使用した組み換え体ベクターワクチン。他のワクチンと違い、2回接種する必要がなく、1回の接種で予防が可能とされており、ENSEMBLE試験では、予防効果は全体で66%との結果が示されている。

また、日本人の20~55歳までの健康成人と65歳以上の高齢者250人を対象とした国内第I相試験の中間解析では、日本人での安全性プロファイルと免疫原性の結果について、ENSEMBLE試験と一貫性があることが示された。これらデータをもとに国内承認申請を行った。

新型コロナウイルス感染症ワクチンの国内申請が行われたのは、ファイザー、アストラゼネカ、モデルナに続き4社目となる。J&Jは、日本政府と供給に関する契約を締結していないが、今後の契約や供給についての詳細は非開示としている。

同ワクチンは、ほとんどの冷蔵庫で少なくとも3カ月間は保存できるという。

 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【衆院厚労委】高額薬の外部委託提案-狹間参考人、在庫が経営に直結
  • 零売規制は「必要最小限に」-福岡厚労相、薬機法改正案審議で答弁
  • 【PMDA】競合品目選定で考え方-臨床的位置づけを優先
  • 【日病薬】病棟業務立ち上げなど成果-向上加算、出向先に初調査
  • 【厚労省】在宅医療連携でガイドー薬局の取り組み事例も
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい