財務省は、15日の財政制度等審議会財政制度分科会に薬剤費の適正化に向けた考え方を示した。後発品使用促進に関する新目標を早急に策定し、薬価が高いバイオ医薬品については後発品の選定基準を設けることを検討すべきと提言。後発品調剤体制加算については、80%を達成した都道府県が多いことなどを踏まえ、メリハリが付いた減算中心の体系に組み替えるよう求めた。
後発品は昨年9月に数量シェア80%の達成を目指していたが、78.3%と目標に届かなかった。この日の分科会では、「地域差等も踏まえ、新目標を昨年度内に結論を得るものとされていたが、現時点で策定されていない」と指摘。