■田村厚労相「確保に全力」
薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は12日、ファイザーの新型コロナウイルス感染症予防ワクチン「コミナティ筋注」の製造販売承認を了承した。部会で出た意見を添付文書に反映させる手続きを済ませた後、早急に特例承認を行う。新型コロナウイルス感染症ワクチンの承認は国内初となり、今週半ばにも各都道府県で医療従事者を対象とした先行接種の実施を目指す方針だ。
コミナティは、ファイザーと独ビオンテックが共同開発したmRNAワクチン。接種後に体内でmRNAから新型コロナウイルスの蛋白質が作られ、免疫が誘導される仕組みを持つ。現在、世界80を超える国で条件付き承認や緊急使用許可を取得している。