厚生労働省は7日、米ギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス感染症治療薬「ベクルリー点滴静注液」(一般名:レムデシビル)の添付文書について、重症患者に投与対象を限定した記載内容から中等症患者への投与も可能とするよう改めたことを公表した。供給の急増が難しい現状から、当面は重症患者に限定して配送する方針。
新型コロナウイルス感染症患者を対象とした国際共同第III相試験の最終報告書が提出されたことを踏まえ、医薬品医療機器総合機構(PMDA)とギリアドが協議した上で2020年12月25日付で改訂を実施した。