厚生労働省医政局の林俊宏経済課長は、後発品メーカーの小林化工が製造販売する経口抗真菌剤「イトラコナゾール錠」に睡眠導入剤のリルマザホン塩酸塩水和物が混入していた問題について、「企業の不適切な医薬品の製造や品質管理で回収事例が相次いでおり、厚労省としても大変問題であると考えている」とコメントした。中央社会保険医療協議会薬価専門部会での有澤賢二委員(日本薬剤師会常務理事)への答弁。
林氏は、今回の事態について「先発品、後発品問わず、自主回収の問題が生じており、(今回の事案は)とりわけ後発品の定着ということにおいて課題になってくる問題」との認識を示した。