医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】後発品280品目を薬価収載-初後発に「リリカ」、22社参入

【厚労省】後発品280品目を薬価収載-初後発に「リリカ」、22社参入

読了時間:約 1分34秒
2020年12月11日 AM10:30

厚生労働省は11日、280品目を薬価基準に収載する。初の後発品収載は、疼痛治療薬「プレガバリン」(先発品:=ファイザー)など3成分12規格123品目。先発品メーカーから特許使用の許可を得て後発品として発売するオーソライズドジェネリック(AG)の収載は、初後発に限ると「クロピドグレル硫酸塩・アスピリン」(コンプラビン配合錠=サノフィ)など2成分4規格4品目が収載され、新規収載希望が10品目を超えた内用薬を先発品の「0.4がけ」とするルールは1成分7規格80品目に適用される。

今回、薬価収載の希望品目は288品目だったが、安定供給に不安が生じたなどの理由により8品目が取り下げられ、最終的に69社の94成分154規格280品目が収載された。

収載状況の内訳を見ると、内用薬が44成分73規格155品目、注射薬が27成分40規格42品目、外用薬が23成分41規格83品目となった。歯科用薬剤の収載はなかった。

初めて収載された後発品は、疼痛治療薬のプレガバリン、アルツハイマー型認知症治療薬のリバスチグミン、抗血小板薬のクロピドグレル硫酸塩・アスピリンの3成分12規格123品目。内用薬が2成分8規格83品目、外用薬が1成分4規格40品目だった。

このうち、先発品メーカーから特許使用の許可を得て後発品として先行発売するAGは、プレガバリンとクロピドグレル硫酸塩・アスピリンの2成分が収載される。

医療安全の観点から一般名に変更したなどの代替新規を含め、収載品目数が多かった上位企業は、武田テバファーマが16品目で最多となり、次いで日医工の14品目、東和薬品の11品目、沢井製薬と小林化工の10品目、、陽進堂の8品目となった。

代替新規を除いた収載品目数の上位企業は、日医工の11品目、沢井製薬と東和薬品の10品目、第一三共エスファと陽進堂の8品目、共創未来ファーマとニプロの7品目の順だった。

収載品目数が最も多かったのは、プレガバリンの22社80品目、リバスチグミンの10社40品目だった。

新規収載希望が10品目を超えた内用薬を先発品の「0.4がけ」とするルールは、プレガバリンに適用された。

 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【文科省】阪大が創薬人養成事業採択-最大3年間プログラム実施
  • 【厚労省】赤色3号の自主点検要請-基準上回る含有量確認で
  • 【ウエルシアHD 桐澤社長】営業利益500億円の改善効果-ツルハと経営統合3年後に
  • 【製薬協】関税対応チーム立ち上げ
  • 【財政制度分科会】私立大の公立化は慎重に-大学規模適正化も必要
  • あなたは医療関係者ですか?

    いいえはい