厚生労働省が2021年2月20、21日に実施する第106回薬剤師国家試験は、新型コロナウイルス感染症の診断がなされた場合、受験を認めないという異例の措置が取られることになった。会場入口で検温を実施し、37.5℃以上の者には迅速抗原検査を実施。陽性反応が出た場合はオンラインで医師が診察を行い、新型コロナウイルス感染症の診断がなされた場合は受験を認めず、追加試験も行わない。濃厚接触者については、試験当日に無症状などの条件を満たせば別室で受験を認める方針。受験者には、試験当日まで感染防止対策など万全の準備が必要になりそうだ。
■追試など救済措置もなし
第106回薬剤師国試は、新型コロナウイルス感染症対策を行った上で、国試の科目、実施方法、合格者の決定方法は変更せずに実施する。