厚生労働省は2日、「医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議ワーキンググループ」で、安定確保が特に必要と位置づけた551品目について最優先で取り組むべき品目、優先して取り組むべき品目など三つのカテゴリーに分類する方向性を示し、概ね了承された。最優先品目は10~20品目程度、優先品目は30品目程度を想定。厚労省はカテゴリー分けの作業を進め、年明け後に次回会合を開き、2021年3月中旬~下旬をメドに本会議に報告したい考え。
9月に公表した関係者会議の取りまとめでは、長年医療現場で汎用され、安定確保が特に必要な医療用医薬品551品目について、▽対象疾患が重篤▽代替薬または代替療法がない▽多くの患者が服用している▽製造の難しさや製造量など製造状況やサプライチェーンの状況――の視点から、WGでカテゴリー分けした上で、必要な対策を取るべきとの考えを示している。