同センターに登録している企業総数は、昨年から3社減の200社となった。内訳を見ると、内資系企業が3社減、外資系企業が1社減、MR業務委託・派遣企業(CSO)が1社増となった。
MR総数は、13年度の6万5752人をピークに、14年度が1095人減、15年度が522人減、16年度が950人減、17年度が752人減、18年度が2533人減となっており、19年度は過去最大の2742人減で、6年連続の減少となった。
認定取得者は2522人減の5万6058人で、MR認定証取得率は98.1%だった。管理職数は537人増の8717人と増加に転じた。
MR雇用規模別のMR数は「99人以下」が20人増、「100人~299人」が64人減、「300~499人」が124人減、「500~999人」が961人減、「1000人以上」が1613人減となり、大手製薬企業のMR数減少が目立った。
企業別に見ると、内資系企業が1992人減の3万3463人と減少幅が最も大きく、次いで外資系企業が1052人減の1万9711人、卸が1人減の67人となった。CSOについては登録企業数の増加などから、303人増の3917人となった。
薬剤師のMRは、156人減の4997人だった。MR総数に占める薬剤師MRの比率は0.1ポイント増の8.7%となった。
MRの新卒採用を行った企業は、0.4%減の85社。そのうち、内資系企業が68社、外資系企業が17社となった。中途採用したのは130社で2.4%増加した。
また、認定制度の改定に伴い、今回MRが実践的資質を習得するための継続教育に関する調査が初めて実施された。その結果、倫理教育の実施については、同行(上司、先輩等)が74.5%、ケーススタディ(事例発表、ダイアローグ等)が58.0%、医療機関での現場実習(病棟、薬剤部等)が12.0%などとなった。