医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】コロナワクチンで最終契約-モデルナ、武田と5000万回分

【厚労省】コロナワクチンで最終契約-モデルナ、武田と5000万回分

読了時間:約 1分35秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2020年11月02日 AM11:25

厚生労働省は10月29日、米モデルナと武田薬品との間で、2021年前半から新型コロナウイルス感染症ワクチン5000万回接種分の供給を受ける契約を締結した。モデルナと武田がワクチン開発に成功することを前提に武田による国内流通のもと、来年上半期に4000万回分、同6~9月に1000万回分の供給を受ける。既に米ファイザー、英アストラゼネカとはワクチンの供給で基本合意していたが、最終契約に至ったのは初めて。3社から供給を受ける接種量を合計すると1億人分となり、来年前半に目指す全国民への供給量確保に近づいた格好だ。

モデルナが開発中の新型コロナウイルス感染症ワクチン「mRNA-1273」は、モデルナと米国立アレルギー感染症研究所が共同開発したウイルスのスパイク蛋白質をコードしたmRNAワクチン。米国では100μgの接種用量で第III相試験を実施しており、3万例の被験者登録を完了。今月には有効性に関するデータを公表する予定となっている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外