日本薬剤師会が全国163の薬局を対象に新型コロナウイルス感染症による薬局経営に関する影響を調査した結果、8月の処方箋受付回数は前年同月比で10.8%減となったものの、7月調査の13.6%減に比べてやや改善していることが分かった。技術料は新型コロナウイルス感染症が拡大した4月以降では最も影響が小さかった一方、薬剤料は7月調査から悪化した。日薬では、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行が起こる可能性から、「予断を許さない状況が続いている」と引き続き警戒が必要と見通している。
8月調査で技術料は、前年同月比6.4%減と7月の7.9%減から改善した一方で、薬剤料は7.0%減と7月の5.1%減から悪化している。