厚生労働省の「薬剤師の養成および資質向上等に関する検討会」は21日、薬剤師の卒後研修のあり方について議論し、現在は法的位置づけがない卒後研修の法制化を求める声が複数の委員から挙がった。一方で、臨床現場の負担増を懸念し、大学での教育内容も見直すべきなどの意見も出た。
この日の検討会では、課題となっていた卒後研修のあり方を議論するため、山田清文参考人(名古屋大学病院薬剤部長)が出席し、厚生労働行政推進調査事業として2019年度から3年間の期間で進めている「薬剤師の卒後研修カリキュラムの調査研究」の一部調査結果を発表した。