医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > バイオ後続品にAGの壁-「普及を阻害」と指摘相次ぐ

バイオ後続品にAGの壁-「普及を阻害」と指摘相次ぐ

読了時間:約 2分6秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2020年10月16日 AM10:15

後発品使用割合80%達成後の次のターゲットとして、バイオ後続品の普及が大きな課題となっている。14日にバイオシミラー協議会がウェブ上で開催した「バイオシミラーフォーラム」では、シンポジストから昨年登場したバイオ後続品のオーソライズドジェネリック(AG)がバイオ後続品の普及を妨げているとの指摘が相次ぎ、使用促進インセンティブの導入を含め診療報酬の見直しを求める意見が出た。

■フォーラムで議論活発

国内のバイオ後続品は、2009年のサンドが開発した成長ホルモン製剤「ソマトロピン」を皮切りに、今年6月までに14成分32品目が承認されている。市場規模は約400億円と、バイオ医薬品市場全体の約2割に拡大。17年の「骨太の方針」では、今年度末での承認品目数を成分ベースで倍増させる計画を示していたが、目標をクリアしている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外
  • 【日病薬中四国ブロック会議】動き出す薬剤師出向計画‐アウトカム意識が重要に
  • 【財政審】中間年改定は全品目実施を-スイッチOTC推進促す