岡山県にある倉敷中央病院(1172床)は、医薬品卸4社の協力を得て自院への医薬品共同配送体制を構築し、1日から運用を開始した。岡山通運の専用車両1台が1日数回、卸4社の物流拠点を回って医薬品を収集し、同院に納入する。各卸の車両がそれぞれ医薬品を配送する既存の体制に比べて医薬品納入回数が減少するため、環境への負荷が軽くなるほか、院内での入荷検品などの受け入れ作業効率化にもつながるとしている。
今回、共同配送に参加した卸は、エバルス、サンキ、セイエル、ティーエスアルフレッサの4社。同院は、卸各社から共同物流システム参加料を得る一方、運送委託契約を締結した岡山通運に運送費を支払う。