医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【日本学術会議が提言】患者情報把握できる環境を-薬局での薬学的管理に必須

【日本学術会議が提言】患者情報把握できる環境を-薬局での薬学的管理に必須

読了時間:約 2分7秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2020年09月16日 AM11:15


■日本学術会議が提言

日本学術会議は、薬学委員会に設置した薬剤師職能とキャリアパス分科会が策定した提言「持続可能な医療を担う薬剤師の職能と生涯研鑽」を発表した。薬剤師を取り巻く環境の変化を踏まえ、今後求められる職能の方向性をアカデミアの立場から示すと共に、実現に必要な社会システムや生涯研鑽のあり方を具体的に提示した。提言では過去の提言内容を拡充したほか、新たに適正な薬学的管理を行う上で必要な患者情報を薬局薬剤師が把握できるような社会環境の整備を強く求めている。

提言は、薬剤師の職能や社会制度のあるべき姿について五つの柱でまとめた。具体的には、▽地域医療への能動的関与▽薬学的管理に必要な患者情報の確保▽卒前教育と卒後教育の調和▽領域別認定・専門薬剤師制度の改革▽薬剤師レジデント制度の整備――を求めている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【東海大グループ】日常診療に漢方処方87%‐医師半数「証」考慮せず
  • 【文科省審議会】加計学園は定員割れ改善を-千葉科学大薬の現状指摘
  • 【NPhA調査】「在宅24回以上」が壁に-地域支援加算の施設基準
  • 【厚労省】ドラッグロスの78品目公表-開発困難事情など連絡を
  • 【厚労省】条件付承認「積極検討を」-通知一部改正で活用促す