日本医療研究開発機構(AMED)は3日、研究開発の加速化などに充てる「2020年度医療分野の研究開発関連調整費」(理事長裁量型経費)の内容を、政府の健康・医療戦略推進専門調査会で公表した。新型コロナウイルス感染症治療薬の開発を目指した効率的な臨床試験体制の整備などを盛り込んだ。内閣官房は、詳細や配分金額を詰めた上で、今月下旬~9月上旬に開催予定の健康・医療戦略推進本部で決定する見通し。
調整費は、既に着手している研究開発に対する内容の充実や前倒しなどの理由により、予算が追加的に必要なものに対してAMEDが配分するもの。