厚生労働省は14日、6月に東京都、大阪府、宮城県の一般人約8000人を対象に行った新型コロナウイルス感染症に対する抗体検査で陽性と判定された8人について、全員が感染を防ぐ「中和抗体」を持っていたとする試験結果を公表した。国内で新型コロナウイルスに対する中和抗体の保有を確認したのは今回が初めて。中和抗体の持続期間について、国立感染症研究所の研究班で調査を行う考えだ。
体内から新型コロナウイルスを除去する抗体の保有率をめぐっては、厚労省が6月に東京、大阪、宮城の一般人計7950人を対象にウイルスに感染していたかどうかを判定する抗体検査を実施。