厚生労働省の「医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議」が26日に開かれ、医療上必要不可欠な医薬品の選定などについて意見交換した。厚労省は、長年汎用され、安定確保が求められる医薬品を「安定確保薬」(仮称)と定義し、現時点で日本医学会に所属する各学会から安定的に必要と提案された計418品目の医薬品リストを公表。構成員からは、膨大な品目の評価の優先順位をつけることや作業部会を設けて分析すべきなどの意見が出た。議論に関する取りまとめのたたき台を次回会合で示したい考え。
厚労省は、この日の会議で、各専門学会が「医療上必要不可欠で安定的に確保することが必要」と考える医薬品をそれぞれ10品目程度を選んだリストを公表。今月末まで募集を継続しているものの、22日時点でアスピリン、メトトレキサート、セファゾリンナトリウムなど計418品目が挙げられた。