政府は19日、2021年度に重点的に取り組むべき研究領域を示した「医療分野研究開発関連予算に関する資源配分方針案」を健康・医療戦略推進専門調査会に示した。新型コロナウイルス感染症治療薬やワクチン開発に貢献する研究開発を支援する観点から、医薬品など6分野のプロジェクトを進め、臨床上の問題を基礎研究にフィードバックする「リバーストランスレーショナルリサーチ」による創薬研究、次世代の再生医療や創薬に貢献する研究開発などを実施する。今夏に健康・医療戦略推進本部で決定する見通し。
方針案では、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、新型コロナウイルスに対する治療薬、ワクチン、診断法の開発、感染症対策に役立つ多様なアプローチから基盤的研究開発などを加速させる。