厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症対象のワクチン開発と並行して生産設備を整備する「ワクチン生産体制等緊急整備事業」の対象企業の公募を開始した。1事業に20~250億円を充て、ワクチン製造可能な施設を国内に整備する計画を持ち、遅くとも2021年度末までに供給可能などの要件を満たした企業が対象。29日までに申請書類を健康局健康課予防接種室まで提出するよう求めている。
新型コロナウイルスの追加対策を盛り込んだ第2次補正予算では、新型コロナウイルス感染症ワクチンを国民に早期に供給するため、複数の製薬企業が進めている研究開発と並行して生産体制を整備する必要があるとし、体制整備に計1455億円を充てている。