日本薬剤師会の山本信夫会長は14日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う薬局経営への影響を把握するため、主に役員が経営する52薬局を対象に行った緊急調査結果を報告。4月の技術料収入が前年同期比で2割程度落ち込んでいることを明らかにした。山本氏は「5月、6月はさらに落ち込むだろう」と見通し、政府与党が進める第2次補正予算案編成で薬局へのさらなる財政支援を訴えた。
緊急調査は、日薬が4月30日に加藤勝信厚生労働相宛てに提出した薬局への財政支援などを求める要望書の裏付けとなるデータ収集のために行った。