薬局のロボット化によって調剤ミスの発生は抑えられ、患者の待ち時間は短くなる――。薬剤師の対物業務の自動化を追求した薬局として、昨年3月に大阪市にオープンした梅田薬局を展開するメディカルユアーズの渡部正之社長は、神戸市で開かれた日本病院薬剤師会近畿学術大会で講演し、ロボット化の成果を報告した。梅田薬局のアクシデント発生件数はゼロに抑えられ、患者の待ち時間は立地や応需診療科が似た同社の薬局に比べて3分の1に短縮できたという。
JR大阪駅前にあるビルの医療モール内に開設された梅田薬局には、箱出し調剤が主流である欧州の薬局で汎用されている小包装製品の自動入庫払出装置を導入した。