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【インフル流行マップ第7週】警報・注意報レベル超えともに100か所を切る-感染研

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2020年02月21日 PM03:35

B型の割合増加、直近5週間で17%

国立感染症研究所は2月21日、2020年第7週:2月10日~2月16日(2月19日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。


画像は感染研のウェブサイトより

2020年第7週の定点当たり報告数は7.49(患者報告数3万7,198)となり前週の定点当たり報告数9.04より減少した。都道府県別では北海道(16.38)、(12.15)、大阪府(11.62)、沖縄県(10.26)、滋賀県(10.23)の順となっている。5道府県で前週の定点当たり報告数より増加がみられ、42都府県で前週の定点当たり報告数より減少がみられた。

定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約26.3万人(95%信頼区間23.7~28.9万人)となり、前週の推計値(約31.5万人)より減少。年齢別では、0~4歳が約2.9万人、5~9歳が約8.8万人、10~14歳が約5.8万人、15~19歳が約1.2万人、20代が約1.2万人、30代が約1.8万人、40代が約1.9万人、50代が約1.1万人、60代が約0.9万人、70代以上が約0.7万人となっている。また、2019年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約675.2万人となった。

・注意報は、地域を管轄する保健所単位で発生する仕組みになっている。全国で警報レベルを超えている保健所地域は22道府県の計49か所、注意報レベルを超えている保健所地域は24都道府県の63か所だった。

基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は335例で、前週(465例)より減少。45都道府県から報告があり、年齢別では0歳(15例)、1~9歳(128例)、10代(30例)、20代(3例)、30代(4例)、40代(8例)、50代(11例)、60代(29例)、70代(40例)、80歳以上(67例)だった。

国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、直近の5週間(2020年第3週~2020年第7週)でAH1pdm09(82%)、B型(17%)、AH3亜型(1%)の順だった。

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