医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【20年度改定で項目案】外来化療に「連携充実加算」新設-薬局も評価、病薬連携を重視

【20年度改定で項目案】外来化療に「連携充実加算」新設-薬局も評価、病薬連携を重視

読了時間:約 2分41秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2020年01月31日 AM10:15

厚生労働省は29日、中央社会保険医療協議会総会に、2020年度診療報酬改定に関する個別項目の改定案を示した。癌患者の外来化学療法加算の評価を見直し、「連携充実加算」を新設すると共に、薬局が患者のレジメン情報を活用し、副作用対策の説明や支持療法薬の服薬指導を行い、調剤後に電話等で確認した内容を医療機関に情報提供した場合の評価として「薬剤服用歴管理指導料 特定薬剤管理指導加算2」を新設し、外来抗癌剤治療の質向上を促す。また、医療機関が薬局に入院前の内服薬の変更理由などを文書提供した場合の評価も新設するなど、医療機関と薬局が連携して患者を継続的にフォローする取り組みに手厚い評価がなされた。

薬局の「薬剤服用歴管理指導料 特定薬剤管理指導加算2」は、抗癌剤を使う外来化学療法加算1のAの算定患者が対象で、「連携充実加算」を算定している医療機関との連携が前提となる。連携充実加算は、医師の指示に基づき、薬剤師が治療の目的や進捗などを文書で提供し、患者の状態を踏まえて必要な指導を行った場合に月1回算定することができる。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国民医療推進協議会】薬局の厳しい状況訴える-賃上げと物価高に財源を
  • 【官民対話】中間年改定廃止を業界訴え‐行政側からは慎重な回答
  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言