厚生労働省は1日付の人事で、薬系技官トップの大臣官房審議官(医薬担当)に医薬・生活衛生局医薬品審査管理課の山本史課長を充てた。女性の医薬担当審議官は初めてとなる。森和彦審議官は昨年12月31日付で退職した。
山本氏の後任の医薬・生活衛生局医薬品審査管理課長には、食品基準課の吉田易範課長を起用。後任には内閣府食品安全委員会事務局評価第一課の中山智紀課長を充てた。医薬安全対策課長には、医療機器審査管理課の中井清人課長を起用。前任の関野秀人氏は筑波大学医学医療系教授に就任した。
また、医療機器審査管理課長には日本医療研究開発機構(AMED)創薬戦略部の河野典厚部長を起用し、河野氏の後任には医薬品医療機器総合機構(PMDA)の近澤和彦先駆け審査業務調整役が就いた。
PMDA安全管理監には筑波大学医学医療系の山田雅信教授が就き、前任の森口裕氏は辞職した。
山本審議官=1988年3月に東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了後、同年4月に旧厚生省に入省。旧医薬食品局監視指導・麻薬対策課監視指導室長、医薬食品局総務課薬事企画官、PMDA新薬審査第二部長、医薬食品局食品安全部基準審査課長などを務めていた。