医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【横浜労災病院薬剤部】病院業務、薬局薬剤師が応援-急場の人材不足解消に試行

【横浜労災病院薬剤部】病院業務、薬局薬剤師が応援-急場の人材不足解消に試行

読了時間:約 1分48秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年12月04日 AM10:15

横浜労災病院薬剤部は、地域の薬局薬剤師に1日数時間だけ調剤関連業務の一部を担当してもらう「応援薬剤師制度」を立ち上げ、今年2~3月の2カ月間試行した。一時的な薬剤師のマンパワー不足を補うことができた一方、薬局薬剤師は疑義照会の流れなどを把握でき、双方にメリットがあったという。こうした制度は、敷地内薬局から病院に薬剤師を派遣するなど、将来の不適切な連携を生み出す萌芽になりかねないと懸念もある。同院は「あくまで短期的な試行」としており、今後は地域の薬局薬剤師が病院で研修を受ける仕組みへと発展させたい考えだ。

同院は2017年4月以降、薬剤師が働きやすい環境を作るため、育児中の女性には負担が小さい調剤などの中央業務を担当してもらい、同じフロアにいる薬剤部長やDI担当薬剤師らが、育児に伴う急な休暇や育休明け後の時短勤務によるマンパワー不足を補う体制を構築した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外