厚生労働省は13日、医療機関や薬局の経営状況を調べた「医療経済実態調査」を公表した。薬局の利益率は、診療報酬改定前の2017年度の6.9%から改定後の18年度に1.4ポイント低下し、5.5%となった。薬局の利益率を立地別に調査した結果では、「大病院の門前薬局」が17年度の5.1%から18年度は2.5%に低下した一方で、「診療所敷地内薬局」は12.5%から11.5%に低下したものの、10%台の高利益率を維持した。
調査は、病院2482施設(有効回答数1323施設、有効回答率53.2%)、一般診療所3212施設(1704施設、53.1%)、歯科診療所1112施設(625施設、56.2%)、保険薬局1878施設(1038施設、55.3%)を対象に実施した。