医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【岡山大学病院/木村情報技術】AI基盤の本格運用開始-来年7月メド、薬剤師に開放へ

【岡山大学病院/木村情報技術】AI基盤の本格運用開始-来年7月メド、薬剤師に開放へ

読了時間:約 2分17秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年11月13日 AM10:30

岡山大学病院薬剤部と木村情報技術は、共同で開発した人工知能()搭載型医薬品情報管理プラットフォーム「」の本格運用を、来年7月をメドに開始する。全国の病院薬剤師や薬局薬剤師などに開放して利用を促す。医師から受けた医薬品の質問をAIが解析し、薬剤部が蓄積してきたQ&Aデータベースの中から最適な回答を提示するのが基本的な機能となる。「」の本格運用時には、添付文書や相互作用・配合変化情報など、様々な情報源からAI等が回答を示す機能を加える。ユーザーの基本利用料は無料とし、運用必要経費は連携する製薬企業から得る体制を作る考えだ。

同院薬剤部は、昨年4月から「アイファルマ」の試験運用に着手。使用性の検証や向上、機能の充実などに取り組んできた。今年10月には木村情報技術の支援を受け、薬剤部内に人工知能応用メディカルイノベーション創造部門を発足。薬剤部の神崎浩孝氏を部門長に抜擢し、他施設への水平展開や機能拡張を進める体制を強化した。検証を経て運用のメドが立ったことから、全国の病院や薬局に開放することになった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外
  • 【日病薬中四国ブロック会議】動き出す薬剤師出向計画‐アウトカム意識が重要に
  • 【財政審】中間年改定は全品目実施を-スイッチOTC推進促す