警報越えは沖縄の八重山地域、注意報越えは鹿児島の川薩地域
国立感染症研究所は11月8日、2019年第44週:10月28日~11月3日(11月6日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
2019年第45週の定点当たり報告数は0.95(患者報告数4,682)となり、前週の定点当たり報告数0.80より増加した。都道府県別では沖縄県(7.12)、鹿児島県(2.71)、福岡県(2.19)、北海道(1.76)、宮崎県(1.68)の順となっている。30都府県で前週の定点当たり報告数より増加がみられたが、17道県で前週の定点当たり報告数より減少がみられた。
定点医療機関からの報告をもとにした推計受診者数については、現在システムの調整を行っていることから、可能となった時点から情報提供を行う予定だという。
警報・注意報は、地域を管轄する保健所単位で発生する仕組みになっている。全国で警報レベルを超えている保健所地域は沖縄県の1か所(八重山)、注意報レベルを超えている保健所地域は鹿児島県の1か所(川薩)だった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は57例で、前週(66例)より減少。27都道県から報告があり、年齢別では0歳(1例)、1~9歳(26例)、10代(2例)、30代(2例)、40代(2例)、60代(3例)、70代(6例)、80歳以上(15例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、直近の5週間(2019年第40~44週)ではAH1pdm09(90%)、AH3亜型(8%)、B型(3%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ