警報越えは沖縄2か所、注意報越えは新潟1か所
国立感染症研究所は11月1日、2019年第43週:10月21日~10月27日(10月30日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
2019年第43週の定点当たり報告数は0.80(患者報告数3,953)となり、前週の定点当たり報告数0.72より増加した。都道府県別では沖縄県(8.69)、宮崎県(1.83)、北海道(1.77)、新潟県(1.73)、鹿児島県(1.66)の順となっている。32都道府県で前週の報告数より増加がみられたが、1県で増減に変化なく、14府県で前週の報告数より減少がみられた。
定点医療機関からの報告をもとにした推計受診者数については、現在システムの調整を行っていることから、可能となった時点から情報提供を行う予定だという。
警報・注意報は、地域を管轄する保健所単位で発生する仕組みになっている。全国で警報レベルを超えている保健所地域は沖縄県の2か所、注意報レベルを超えている保健所地域は新潟県の1か所だった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は66例で、前週(68例)より減少。23都道府県から報告があり、年齢別では年齢別では0歳(4例)、1~9歳(23例)、10代(5例)、20代(2例)、30代(3例)、50代(3例)、60代(1例)、70代(11例)、80歳以上(14例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、直近の5週間(2019年第39~43週)ではAH1pdm09(91%)、AH3亜型(7%)、B型(2%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ