中央社会保険医療協議会総会は25日、2020年度診療報酬改定に向け、「医療機関と薬局の連携による業務の効率化」について議論した。薬局から医療機関への問い合わせを簡素化する取り組みを進めることに対して、医療者の負担軽減や患者の待ち時間短縮の観点から理解を示す声が委員から一定数上がった一方、「特定の薬局への誘導禁止に抵触する可能性があるので、何らかの評価をすることは賛成できない」「最低限の内容を整理、要件化して促進するステップを踏むべき」など、注文が相次いだ。
一部医療機関では、疑義照会などの業務負担軽減を目的に、薬局と取り決めを結んで処方医への事前確認が不要な項目を設定しているケースが見られる。