警報越えは沖縄5か所、注意報越えはなし
国立感染症研究所は10月25日、2019年第42週:10月14日~10月20日(10月23日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
2019年第42週の定点当たり報告数は0.72(患者報告数3,550)となり、前週の定点当たり報告数0.90より減少した。都道府県別では沖縄県(13.62)、鹿児島県(2.15)、佐賀県(1.76)、岩手県(1.22)、新潟県(1.18)の順となっている。17道府県で前週の報告数より増加がみられたが、1県で増減に変化なく、29都府県で前週の報告数より減少がみられた。
定点医療機関からの報告をもとにした推計受診者数については、現在システムの調整を行っていることから、可能となった時点から情報提供を行う予定だという。
警報・注意報は、地域を管轄する保健所単位で発生する仕組みになっている。全国で警報レベルを超えている保健所地域は5か所(1県)、注意報レベルを超えている保健所地域はなかった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は68例で、前週(84例)より減少。23都道府県から報告があり、年齢別では年齢別では0歳(3例)、1~9歳(19例)、10代(6例)、30代(2例)、40代(2例)、50代(3例)、60代(1例)、70代(13例)、80歳以上(19例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、直近の5週間(2019年第38~42週)ではAH1pdm09(90%)、AH3亜型(5%)、B型(5%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ