全国自治体病院協議会(全自病)は18日、都内で薬剤管理研修会を開き、医師の働き方改革の重要課題である「タスクシフティング」をテーマに議論を行った。内服処方の代行入力や薬剤師外来に注力することで、医師の負担軽減につながった事例が紹介され、パネル討論では医師から「処方の代行入力で医師の労働時間抑制につなげるべき」「地方は薬剤師の偏在がある。調剤ロボット化が進むのではないか」などの意見が出た。
古谷翔太氏(静岡県立総合病院循環器・心臓血管外科病棟主担当薬剤師)は、今年1月から心臓血管外科病棟の患者に対し、医師に代わって薬剤師が内服処方の代行入力している取り組みを発表した。