厚生労働省が公表した台風19号の最新の被害状況(16日午後1時)によると、浸水などの被害報告があった薬局は103件に上った。ただ、大雨による川の氾濫で大きな被害が出ている福島県では、「県庁が情報を集めている状況」(厚労省)で、被害状況が把握できていない。他にも冠水している市町村があるため、被害を受けた薬局の数は今後さらに増加する見通しだ。
宮城県では、仙台市や石巻市など18自治体の53薬局が被害を受けた。ほとんどが床上浸水で、いずれも営業状況は不明となっている。栃木県では、栃木市や宇都宮市など6自治体の30薬局で浸水被害が確認された。一部営業再開も含め営業できている店舗があるが、営業不可の店舗もある。