警報越えは沖縄4か所、注意報越えは沖縄と鹿児島で各1か所
国立感染症研究所は10月18日、2019年第41週:10月7日~10月13日(10月16日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
2019年第41週の定点当たり報告数は0.90(患者報告数4,421)となり、前週の定点当たり報告数0.99より減少した。都道府県別では沖縄県(18.02)、鹿児島県(4.08)、佐賀県(2.77)、福岡県(1.76)、新潟県(1.56)の順となっている。22道府県で前週の報告数より増加がみられたが、4県で増減に変化なく、21都府県で前週の報告数より減少がみられた。
定点医療機関からの報告をもとにした推計受診者数については、現在システムの調整を行っていることから、可能となった時点から情報提供を行う予定だという。
警報・注意報は、地域を管轄する保健所単位で発生する仕組みになっている。全国で警報レベルを超えている保健所地域は4か所(1県)、注意報レベルを超えている保健所地域は2か所(2県)だった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は84例で、前週(88例)より減少。21都道府県から報告があり、年齢別では年齢別では0歳(1例)、1~9歳(34例)、10代(2例)、30代(4例)、40代(1例)、50代(6例)、60代(8例)、70代(14例)、80歳以上(14例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、直近の5週間(2019年第37~41週)ではAH1pdm09(85%)、AH3亜型(8%)、B型(7%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ