注意報越えは、沖縄2か所+鹿児島1か所
国立感染症研究所は10月11日、2019年第40週:9月30日~10月6日(10月9日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
2019年第40週の定点当たり報告数は0.99(患者報告数4,889)となり、前週の定点当たり報告数0.92より増加した。都道府県別では沖縄県(26.83)、鹿児島県(3.87)、福岡県(2.30)、佐賀県(1.72)、石川県(1.40)の順となっている。前週の報告数より増加がみられたのは28都道府県、増減がなかったのは1件、減少がみられたのは18府県だった。
定点医療機関からの報告をもとにした推計受診者数については、現在システムの調整を行っていることから、可能となった時点から情報提供を行う予定だという。
警報・注意報は、地域を管轄する保健所単位で発生する仕組みになっている。全国で警報レベルを超えている保健所地域は4か所(1県)、注意報レベルを超えている保健所地域は3か所(2県)だった。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は87例で、前週(73例)より増加。26都県から報告があり、年齢別では0歳(7例)、1~9歳(28例)、10代(7例)、20代(1例)、30代(3例)、50代(7例)、60代(7例)、70代(8例)、80歳以上(19例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、直近の5週間(2019年第36~40週)ではAH1pdm09(80%)、AH3亜型(11%)、B型(9%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ