日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)は27日、2030年におけるジェネリック医薬品(GE薬)産業の将来像である「次世代産業ビジョン」を発表した。17年5月に発表した産業ビジョンを大幅に改定したもので、未病・予防や個別化医療、海外展開、地域包括ケア、ICTを活用したヘルスケアシステム構築、持続可能な開発目標のSDGsの5項目をターゲットとしている。7月に概要版を発表していたが、その全容を公開した。来年9月に控える政府目標の数量シェア80%達成後の新たな指標づくりや毎年薬価改定での制度提案につなげる。
■国際化への挑戦も提言
ビジョンは、ビッグデータで社会課題を解決する「ソサエティ5.0」が完成する30年を焦点に、GE薬業界が迎える時代と11年後に対応していくべき変化を考え、対策を進める必要がある重要な5項目を盛り込んだ。