厚生労働省は12日、2018年度「医薬品販売制度実態把握調査」(覆面調査)の結果を公表した。エフェドリンやコデインなどを含む「乱用の恐れがある医薬品」の販売ルールを遵守していない店舗が昨年より増加し、4年連続で遵守率が低下していた。この結果を受け、厚労省は改めて販売ルールの徹底を求める通知を都道府県や関係団体に発出する考えだ。
調査は、薬局・薬店が店舗やインターネットで要指導医薬品や一般用医薬品が適正に販売されているかどうかを把握するため、調査員が消費者を装って実施しているもの。今回は、5000の店舗(薬局1754件、店舗販売業3246件)、500のインターネット販売サイトを対象として実施した。