厚生労働省の濱谷浩樹保険局長は1日、就任後初めて専門紙との共同会見に応じ、10月の消費税増税に伴う薬価改定の告示時期について「今月中に告示する可能性もある」との考えを示した。次期薬価制度改革に関しては、「基本的な考え方や枠組みは2018年度改定で固まっている」とし、修正する場合でもその枠組みの範囲内での見直しになるとした。
濱谷氏は、10月に予定されている消費税率引き上げに伴う薬価改定の告示時期について、「事務作業や取引などへの影響を考慮しつつ、関係者間で最終的な詰めの作業を進めている。時間がないので、できる限り早急に調整を終えて告示時期を固めたい」と述べた。その上で、具体的な時期として「今月中に告示する可能性もある」との考えを示した。