再生医療に関連した企業で構成された再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)の新会長に就任した畠賢一郎氏(ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング社長)は2日、都内で記者会見し、「再生医療等製品の数を増やし、医師や患者さんが再生医療を理解してもらえるよう日本で再生医療文化を作っていきたい」と抱負を語った。今後、業界団体として再生医療のビジネスモデル確立に取り組み、国内で参入企業を増やすための活動を強化していく。
再生医療等製品をめぐっては、既に国内で7製品が上市されている。ただ、畠氏は「製品は出ているが、再生医療は産業化の途上である」との認識を示し、今後製品数を増大させるためには、企業が参入しやすい形でのビジネスモデルの確立が重要課題とした。