医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【長崎県薬】調剤情報を薬局間で共有-対象地域を県内各地に拡大

【長崎県薬】調剤情報を薬局間で共有-対象地域を県内各地に拡大

読了時間:約 2分23秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年07月05日 PM01:15

長崎県薬剤師会は今年度から、患者の調剤情報を会員薬局の薬剤師が電子的に共有するシステムの対象エリアを県内各地に広げる。薬剤師は、他薬局の情報も含めて患者の調剤情報を一元的に把握できるようになるため、十分な情報に基づく薬学的介入を実施しやすくなる。システムには、重複投与や相互作用を自動的にチェックし、警告を発する仕組みも設けられており、安全性向上にも役立つ。厚生労働省の今年度事業として5月末に採択された。事業費をもとに実施地域を広げる計画だ。

昨年度から運用に着手した調剤情報共有システムの概要(長崎県薬提供)

長崎県薬は、昨年度から調剤情報共有システム「おくすりネット長崎」の運用に着手した。同ネットの取り組みに参加する各薬局のレセプトコンピュータに入力された調剤情報は、日々、データ送信用の専用機器を介して県外2カ所に設置されたデータセンターに集積される。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外
  • 【日病薬中四国ブロック会議】動き出す薬剤師出向計画‐アウトカム意識が重要に
  • 【財政審】中間年改定は全品目実施を-スイッチOTC推進促す