厚生労働省は6月27日、医療給付の受給者に関する調剤行為の内容などをまとめた2018年「社会医療診療行為別統計」の結果を公表した。薬局調剤では、調剤レセプト1件当たり点数、処方箋1枚の受付1回当たり点数共に前年より総数が減少。調剤行為別では、薬学管理料は前年比で増加した一方で、薬剤料、調剤技術料は減少に転じた。厚労省は「薬価制度の抜本改革と診療報酬改定による調剤基本料の見直しが影響しているのではないか」と分析している。
調査は、昨年6月審査分として審査決定された医療保険制度の診療報酬明細書と調剤報酬明細書のうち、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)に蓄積されている全数集計を対象としたもの。