大分大学と共同開発した早期消化管がんの内視鏡治療に用いる医療機器
カイゲンファーマ株式会社は5月31日、大分大学と新たに共同開発した早期消化管がんの内視鏡治療に用いる医療機器である「リフタル(R)K」および「リフテイン(R)ニードル」の発売を開始したと発表した。なお、両製品は、富士フイルムメディカル株式会社でも販売される。
画像はリリースより
リフタルKは、早期消化器がんのある粘膜下に注入し、病変を高く持ち上げ、隆起を維持することで、がん病変を内視鏡手術で安全に完全一括切除する治療をサポートする医療機器。従来品と異なり、アルギン酸ナトリウムを主成分としている。アルギン酸ナトリウムの粘性により、病変を高く持ち上げ、形成した急峻な隆起形状を長い時間キープすることが可能。
リフテインニードルは、粘度の高い注入材をスムーズに注入できるよう工夫した、内視鏡で使えるディスポーザブル注射針。大型病変への繰り返し穿刺時にも切れ味の鋭さが変わらないよう工夫された針先形状が特徴的。
両製品は、5月31日~6月2日に開催された第97回日本消化器内視鏡学会総会で企業展示され、6月1日には、カイゲンファーマと学会共催のランチョンセミナーで、リフタルKの基礎と臨床についての研究成果が発表された。
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・カイゲンファーマ株式会社 ニュースリリース