医薬品医療機器総合機構(PMDA)の藤原康弘理事長は13日、4月の就任後初めて記者会見し、新体制発足に当たって、国民が迅速に新技術にアクセスできるようにすることや薬事規制のノウハウをアジア各国と共有することなど「4つのF(ファースト)」といった方針を打ち出した。特に国際化の拡充に注力していきたい考え。今年度から第4期中期計画がスタートする中、藤原氏は「(近藤達也)前理事長が築いてきた伝統をもとに、4つのFを認識しながら業務に邁進していきたい」と抱負を語った。
藤原氏は、新体制発足に当たって▽ペイシェントファースト▽アクセスファースト▽セーフティファースト▽アジアファースト――の「4つのF」方針を打ち出した。「ペイシェントファースト」については、これまで以上に患者第一に考えることを目指し、「アクセスファースト」については、新技術に国民が早くアクセスできるようにする。