医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 「ザルトラップ点滴静注」のコ・プロモーション契約終了−サノフィとヤクルト

「ザルトラップ点滴静注」のコ・プロモーション契約終了−サノフィとヤクルト

読了時間:約 46秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年04月15日 PM12:15

4月末で日本におけるコ・プロモーション契約を終了

サノフィ株式会社と株式会社ヤクルト本社は4月11日、(血管内皮増殖因子)阻害剤「(R)点滴静注100mg/200mg」(一般名: ベータ(遺伝子組換え))に関する、日本におけるコ・プロモーション契約を2019年4月末で終了すると発表した。

ザルトラップは、がんの増殖や転移に関与するVEGF-A、VEGF-Bおよび胎盤増殖因子()に作用する分子標的治療薬。

サノフィは同剤について、2017年3月に、「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」の効能・効果で厚生労働省より製造販売承認を取得。ヤクルト本社と共同でプロモーションを行ってきた。

市場への浸透で目標を達成したと判断、今後はサノフィが単独で

今回、ザルトラップの市場への浸透について一定の目的を達成したことから、両社合意のもと、同契約を終了することになったという。

契約終了後、国内の同剤のプロモーションは、製造販売元であるサノフィが単独で行う。また、ヤクルト本社が実施していた情報提供・収集活動のサノフィへの引き継ぎも円滑に進めていくとしている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK