昭和薬科大学と国立成育医療研究センターは3月29日、周産期・小児分野の共同研究や人材育成などを協力して進める学術交流協定を締結した。小児・周産期分野に精通した薬剤師・研究者の育成が目的で、小児向けの剤形変更や既存薬の効能追加に関する研究を実施すると共に、卒業研究において昭和薬大の学生を同センターに派遣し、リサーチマインドの養成を行う方針だ。昭和薬大が大学以外の組織と協定を結ぶのは初めて。
今回の協定は、国内で少ない薬学における周産期・小児分野に対応できる薬剤師の育成を主な目的としたもの。以前から両者で人材交流があったことや、地理的に近いことによるメリットなどを踏まえて協定に踏み切った。