錠剤とドライシロップに加え、注射剤を追加
ユーシービージャパン株式会社と第一三共株式会社は3月25日、抗てんかん剤「ビムパット(R)点滴静注200mg」(一般名:ラコサミド)を新発売したと発表した。
画像はリリースより
ビムパットは、電位依存性ナトリウムチャネルの緩徐な不活性化を選択的に促進することにより、神経細胞の過剰な興奮を低下させる薬剤。日本では2016年7月に成人の「てんかん患者の部分発作に対する併用療法」で製造販売承認を取得。さらに、成人の「てんかん患者の部分発作に対する単剤療法」が2017年8月に、4歳以上の小児てんかん患者の部分発作に対する併用療法および単剤療法に係る新用量が2019年1月に、ドライシロップと点滴静注が2019年1月に、それぞれ追加承認された。
一時的に経口投与ができない患者の継続的な治療に貢献
今回発売した抗てんかん剤「ビムパット点滴静注200mg」は、一時的に経口投与ができない患者における、てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)の治療に対するラコサミド経口製剤の代替療法として開発された新剤形で、てんかん患者の継続的な治療に貢献できるものと両社は述べている。
なお、ユーシービーと第一三共は、2014年11月に締結した同剤に関する共同商業化契約に基づき、製造はユーシービーが担い、流通・販売は第一三共が担当し、プロモーション活動は両社共同で実施している。
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・ユーシービージャパン株式会社 プレスリリース