薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会は22日、持田製薬の中性脂肪異常改善剤で、要指導医薬品の「イコサペント酸エチル600mg」(製品名:エパデールT)を一般用医薬品の第1類として販売することの可否について議論したが、同部会の安全対策調査会に差し戻して審議することを決めた。11日の調査会での結論を踏まえ、この日の部会で委員から意見を聞いたが、セルフチェックシートの確認の実施など、調査データを疑問視する意見が上がり、部会でも結論は出なかった。
イコサペント酸エチルをめぐっては、11日の安全対策調査会で、一般用医薬品の第1類として販売することの可否について審議を実施。ただ、委員からは服用後の血液検査実施率の低さを不安視するなどの意見が上がったことを踏まえ、安全対策部会で販売時の対応を中心に議論することとしていた。