医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > twoXAR社と、神経疾患に対する治療薬創製を目的とした研究提携契約を締結-小野薬品

twoXAR社と、神経疾患に対する治療薬創製を目的とした研究提携契約を締結-小野薬品

読了時間:約 1分2秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年03月20日 PM12:00

twoXAR社独自の人工知能技術で革新的な治療薬の創製を

小野薬品工業株式会社は3月18日、米twoXAR社と、twoXAR社独自の人工知能技術を活用した神経疾患における革新的な治療薬の創製を目的とした研究提携契約を締結したと発表した。

twoXAR社は、人工知能を基盤技術とするバイオ医薬品企業。独自の数学的プラットフォームを用いて有望な新薬候補化合物を特定し、製薬企業が非臨床試験段階の開発リスクを軽減して新薬候補化合物を臨床開発段階に進めるための取り組みを支援している。

神経疾患領域におけるパイプライン拡充を目指す

今回の契約に基づき、twoXAR社は、独自の人工知能技術を用いることで新薬候補化合物のもととなる複数のリード候補化合物と、その作用機序や有効性および安全性を予測する。小野薬品は、得られたリード候補化合物を使用して検証試験を実施すると共に、さらなる化合物の最適化を行い、新薬候補化合物を創製する。

小野薬品は今回の提携から得られた新薬候補化合物を全世界で独占的に開発・商業化する権利を保有し、twoXAR社に対して、提携期間中の研究費や契約一時金、開発の進捗や売上高に応じたマイルストンを支払う。

小野薬品は、in vitroやin vivoの有効性検証試験に耐え得るリード候補化合物を迅速に同定できるtwoXAR社の技術を高く評価しており、同社の創薬経験とtwoXAR社の人工知能技術を組み合わせることにより、神経疾患領域におけるパイプラインの拡充を目指し、画期的なファーストインクラスの薬剤を短期間で、かつ高い成功確率での創製を期待すると述べている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK
  • シベプレンリマブ、IgA腎症P3試験で主要評価項目を達成-大塚製薬
  • チルゼパチド、肥満症の日本人対象P3試験で有意な体重減少効果-リリー
  • エブリスディ2年データ、SMA小児の多くが独立歩行可能となったことを示す-ロシュ
  • 点滴ライン整理用の「カラフルホルダー」開発、ワンタッチで長さ調節可-東北大ほか